給食委託会社で働く男性調理師が育休取得。 その体験談を話します!!


※画像はイメージです

2022年4月より育児・介護休業法が変わり、最近では男性の育児休暇取得も珍しくない世の中になってきましたが、まだまだ取得率は低いと思います。
ましてや、委託給食会社グランディックでは365日稼働の病院や介護施設の業務がある中での育休取得は考えるだけで非常にハードな条件です。
それまでは取得状況がほぼなかった中に、新たな光を差し込んでくれたグランディック調理師の体験談をインタビュー形式でご紹介します。

調理師が育児休暇を取得しようとした理由

インタビュアー:なぜ、取得前例のない育児休暇を取得しようと思ったのでしょうか?

グランディック調理師:育児休暇を取得しようと思ったのには二つ理由があります。
まず一つは子供が双子であったことです。妊娠中期から医師より安静にするよう指示を受け、必要最低限の行動以外は安静にする必要があり、家事などができなくなったことです。

二つ目に、両親が遠方に住んでいることや仕事の兼ね合いで支援を受けることが難しかったためです。
初めての妊娠でただでさえ不安を抱え、体に様々な異変が起こる妻を身近で見ているうちに自分にできることは何かと自然に考えるようになりました。

もちろん、仕事も大事ですが、今は妻をそして生まれてくる子供のことを一番に優先したいと思い、育児休暇を取得しました。

インタビュアー:取得するにあたり、不安などはなかったのか?取得した感想は?

グランディック調理師:現場の責任者を任されており、不安はもちろんありましたが、早い段階で現場の従業員にも状況を話し、私が不在でも安定した現場運営ができるよう、社員教育、体制作りを進めました。

結果として従業員の成長にもつながり、育児休暇取得時には私がいなくても問題なく現場は回るようになっており、会社からの人員のサポートも受け安心して休むことができました。

妻は双子出産ということもあり、体への負担がかなり大きく産後の体調回復にも時間がかかりました。
双子なので、ミルク・おむつ・泣くタイミングもバラバラで休む間もないほど大変でしたし、初めての育児で不安な中、私が家事を負担しながら、そばにいることができたことは本当に良かったと思っています。

おかげ様で今でも夫婦仲は良好です。会社にも感謝しています。

インタビュアー:取得するにあたり、グランディック同僚の反応は?

グランディック調理師:現場の従業員からは批判的な意見があるかと思っていたのですが、私(責任者)が休むことで、みんな休みやすい(有休取得しやすい)環境になったと、うれしい事を言ってもらいました。

知人からは、「男が取る必要あるの?」と否定的な意見もきかれましたが、多く人は好意的に受け止めてくれました。

また、若手の男性調理師からは、育児休暇についての質問や相談を受けることもあり、最近では有給休暇を組み合わせて育児休暇を取得する調理師もおり、うれしく思っています。


調理師の体験談を聞き、ワークライフバランス実現の重要性を再確認しました。

職場で代わりに仕事を出来る人はいますが家庭での代わりはいません。
今回のケースのように、従業員自らが働き方を選択できるよう、多様性を踏まえた柔軟な労働環境を整備していく必要があると思います。

給食委託会社グランディックでは、リフレッシュ休暇制度の導入など、社員のプライベートを充実させる仕組みがあり、そのおかげで、モチベーションを高く保ち仕事に取り組むことができていると思います。

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